妊婦の体力の増進の必要性 ~ 生命の誕生 0歳ベースからの運動習慣
人間は、【動物】『動く』『物』というお話をブログの初回でお話しさせていただきました。
運動は 人間の生涯にわたって必要なもの!
健康で動ける身体をつくる!
人生の最期まで自分で動きたいですよね。
当サロンにお越しの60代の方の運動指導をさせていただいた時の事です。
運動という運動をしたことがなかったという方でからだが硬く、身体をほぐす運動から始めさせていただきました。地味な運動なので、ご満足いただけたか心配でしたが、「私の欲しいものは健康なの! 昔はお金やブランド品や色々な物が欲しくて、お金持ちに なりたい!と思っていたけれど、今となっては 健康 健康でなければ お金があっても服もに合わなくなってくるし、どこかに出かけても すぐに疲れちゃうし、出かけようとする意欲もなくなってきちゃう。血圧も高くなってきてるし、やっぱり運動は大切よ。一番お金をかける価値のあるもの!」と言っていただけた事が印象的でした。
上記の方も放っておいたら、背中が丸くなり、内臓が圧迫され内臓機能がわるくなり、呼吸が浅くなって、動くことが億劫になり、血液循環が悪くなり、血圧が高くなってくる。そして重篤な病気が出現。出現する前に、ご自分で気づかれ運動を続けていらっしゃいます。
マタニティビクス・ヨガ の必要性! 重要性として 目的意識をもって始められる!
運動が苦手な妊婦さん!
元来病弱で運動と縁が薄かった妊婦さん!
グループレッスンだとついていけない妊婦さん!
「安産のために」 「赤ちゃんのために」 「産後の身体機能回復のため」「産後のボディーラインを整えるため」「妊娠中の不定愁訴の改善のため」一番の目標は「安産のため」
呼吸法・産道誘導体の取り方・お産の進み方による赤ちゃんとママの共同作業・パパの役割としてのお腹の中の赤ちゃんとママとの運動。。イメージしながら楽しく動く。
この機からはじめてみましょう!
*運動開始時期 運動を行えない症状の時ついては、また次回!
生涯に渡る運動の必要性を生命誕生の0歳ベースから親子で、そしてパパにも子育ての一環として興味をもってもらい、実践することが これからの時代 とてもとても重要です。
マタニティビクス・ヨガ
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人間の人間たる所以は、地上を二本足で歩き始めたことにあります。環境の変化に適応して400万年前ほど前に始まった人類の直立二足歩行は、広い地域(サバンナ)で大型の獲物を追跡し続け、追い詰めて仕留めるという狩猟生活への適応形態として成立したもので、人間は「直立して、低速度で、持久的に移動し続ける」生き方に合った機能特性を持つに至り、その結果、人体に二つの大きな変化が起こりました。一つは知能の発達であり、もう一つは、その皺寄せともいえる分娩形態の異常です。
すなわち直立二足歩行の基本姿勢によって最も大きな変化を強いられたのがヒトの分娩形態であります。直立したために子宮の上下が逆転し、児頭の重さが子宮口に加わって比較動物学的な意味での早産による成立しましたが、これは他の哺乳動物と同程度まで胎内で発育すると、肥大した頭部が産道を通過できなくなることへの適応形態でもあり、産道を通過できるぎりぎりの大きさに育ったころに陣発した人類のみが子孫を残し得たのです。このように人類の分娩だけは他の哺乳類と異なり、産道経過性と未熟児性という相反する利害のせめぎあいのなかで開始する不自然な現象であり、人類のその他の諸機能が保有する体力や機能を最大限に発揮しなければならないのです。それにもかかわらず現代は車社会、飽食、電化による省力化、冷暖房など快適さへの際限のない追及が、妊婦においても運動不足と栄養の摂り過ぎによる体力や諸機能の低下をもたらし、環境因子によるさまざま悪影響をはね返す生体防護機構も弱体化しています。また、最近急速に増加しつつある低栄養状態のやせ妊婦に対しても、最大努力を必要とする分娩に備えて人間本来の体力や機能を引き出すためには、ヒトの身体特性に基づく生活指導が重要です。このような理由からマタニティビクスの意義はきわめて重要なものといえます。
*マタニティビクスフィットネス協会テキストより
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